日誌

主に発症時の記録

入院

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昨晩から喉と口が乾いて眠れず、体調は形容し難いくらい悪化している。(なんかわからないけど、やばい...。)あいにく祝日なので、救急病院を探して診てもらうことにした。午前中の時点で、もう話すこと自体が辛くなっていたので、症状をメモ用紙に走り書きしていた。

 

”のどとくちのかわきによりねむれない ひどくだるい 話すのが辛い 思考力低下 今迄にない症状 年れい? 熱はないがフラフラする のどとくちの乾き だるい”

 

救急病院に向かう車のなか、用意していたエチケット袋に嘔吐してしまう。

 

事前に電話していたからか、救急病院に着くとさほど待たされずに診察室へ通されホッとしたけど、研修医らしい若い医師は少しのんびりした感じで不安になる。触診、エコー、血液、体温、血圧などひと通り検査して結果を待つ間、お願いして点滴をしてもらった。(この時は、まだ風邪の一種だと思っていた。)

 

点滴をはじめて、しばらくすると当直医が電話しているのに気づいた。どうやら他の医師に相談しているらしい。

 

後で嫁から聞いた話だと、当直医はエコーの画像を見ながら「おかしいなぁ、膵臓はきれいなんだけどなぁ」と言っていたらしい。

 

いつの間にか、自分のベッドの周りに人が増えてきた。当直医と看護師の二人だけだったのが、ベテランらしい医師やキリッとした表情の看護師たち。「もう一度血液検査しますね。」と口早に言われ再度採血したかと思ったら、今度は針で血糖値測定。「先生、血糖値が測れません。」と看護師がベテラン医師に言っていた。(600mg/dlを超えると簡易測定器だと測れない。)

 

「動脈でも血液検査して!」とベテラン医師が指示している。「親族に糖尿病の方はいませんか。」と聴かれ「いません。」と答える。脈拍も高いらしく「健康診断などで脈拍が高いと指摘されたことはありませんか。」と看護師に何回か聴かれたけど、朦朧としていたのか、自分は血圧のことと勘違いして、聴かれるたび「血圧が高いと言われたことはありません。」と答えていた。処置の間も喉と口がどんどん乾いて歯と口内が擦れてうまく喋れなくなってしまう。看護師に話しかけられるたび、急須みたいなもので、都度水を口に含ませてもらっていた。

 

そうこうしているうちに、点滴の針は二本になり、ぶら下がっている点滴液は四本、反対の腕に自動血圧計、胴体数カ所と指先にセンサー、尿道には管(付けるとき、ひどく痛かった。)といった具合になり、そのままベッドごと救急病棟へ移動になった。

 

救急病棟に入ってからは、よく覚えていない。ただ浅い眠りの中、自動血圧計が定期的に右腕を締め上げてきて目が覚めたのと、看護師さんが朝まで二時間おきに採血にきたのは記憶にある。