市販薬について
倉敷平成病院のブログに「糖尿病治療中の方が気を付けたい市販薬」という記事があったので(市販薬の服用は主治医の指示を仰ぐことが大原則なものの)備忘として抜粋しておきます。
※本記事は個人的な備忘録です。抜粋内容を推奨するものではなく、また内容に関して生じた損害等の一切の責任を負いません。
倉敷平成病院だより「糖尿病治療中の方が気を付けたい市販薬」より抜粋
① プソイドエフェドリン、フェニレフリン、メチルエフェドリン、メトキシフェナミン: 鼻づまりを治療する成分として、総合感冒薬や鼻炎薬に配合されています。交感神経刺激作用があり、グリコーゲンの分解を促進することで血糖値を上昇させます。また、末梢血管収縮作用や心機能亢進作用により、血圧を上昇させ、糖尿病を悪化させるおそれもあります。
② マオウ(麻黄): 葛根湯や小青竜湯などの漢方製剤に含まれるほか、生薬を含む総合感冒薬・鼻炎薬に配合されていることもあります。交感神経刺激成分のエフェドリンを主成分とすることから、①と同じように、血糖コントロールが悪化するおそれがあります。
③ アスピリン: 解熱鎮痛薬や感冒薬に配合されていることがあります。インスリンの作用を増強し、アスピリン自体も血糖値を下げる作用があるため、血糖値が下がりすぎるおそれがあります。